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みなさん!すぐに行政書士試験ですよ(直前期の対策や試験問題の傾向)1.一般知識等科目編を中心に


一般財団法人行政書士試験研究センターより引用

  皆さん、大切な勝負の日が迫ってますね。行政書士試験を受験しようという方にとっては試験日まではドキドキだったと思います。

今回の記事では一般知識等科目の対策方法と行政書士試験の概略や独学でのテキストの選び方と直前期への持って行き方。

 私は試験日当日は、所謂「ゾーンに入っていた」と言えます。「ゾーン」というのは、良くプロのアスリートの方が集中力・やる気・適度な落ち着きなどの好条件が整っている状態で、中々このコンディションに体調をキープしていくのは難しい。

 でも、この状態に入れば、そのときにあなたは、これまで学んできたことを間違えなく100%発揮できます。

 ゾーンに入っている(超集中状態でありながら、適度に落ち着いている)ときの記憶はあまりありません。

 取り合えず始まって、一気に解いた感じです。私が合格したのは、大学2年生時の平成20年度の秋のことでした。合格率は6.47%でした。

 自分でもよく合格できたなと思います。ちなみに、上記に掲載させていただいている画像は、以下、次のサイト名を「甲」とします。「一般財団法人行政書士試験センター」(公式HP) 様から拝借してあります。このブログを見終わったら、画像をクリックすると、「一般財団法人行政書士試験センター」の当該画像の掲載されているページにリンクしてますので、データ収集にお役立てください。

 では、早速行政書士試験の傾向と対策、殊に直前期にやるべきことを中心に書きます。なお、様々なインターネットサイトから情報を頂きました。

 その情報を元に出題頻度と対策方法を述べます。まずは、甲サイトからいただいた情報で、合格基準になります。

 合格基準及び正解等の公表

(1) 合格基準

 次の要件をいずれも満たした者を合格とします。

① 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50パーセント以上である者

② 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40パーセント以上である者

③ 試験全体の得点が、満点の60パーセント以上である者 (注)合格基準については、問題の難易度を評価し、補正的措置を加えることがあります。

 上記のとおり、合否が分けられていきます。ここでのポイントは、「足切りライン」があるということです。そして、意外と越えられない壁が、「一般知識等科目」です。

 この分野からは、「40%以上を得点しないと、その時点でアウトです。」足切りラインを越えられなかった場合には記述式問題の採点もされません。「記述式問題の出来は良かったのにな・・・」ということもあり得ます。

 話の順序的に、「一般知識等問題」の出題比率を記します。出題数は例年12~15問程度でしょうか、昨年の問題を解きましたが、平成27年度は14問の出題がありました。

ここで、どうやって40%を獲得するかを考える必要があります。14問の4割ですから、6問以上を正答する必要があります。

大きく分けて、政治経済分野(5問)・社会分野(3問)・個人情報保護分野(1問)、そして情報通信分野(3問)と文章理解(3問)です。

 今から知識をまとめるとしたら、政治経済分野では、過去問が通用せず、対策が難しいのですが、「一般知識等」というだけあって、「時事に関する」出題になっています。

 対策をするなら、お勧めは、各種省庁や行政庁がHPで公開しているトッピクスや白書などを暇な時間に読むようにしましょう。出題的には統計から、「平成23年10月1日現在の高齢者人口は、人口全体の四分の一を超えている。」いう選択肢がありました。これは、確か厚労省がHP上で公開している白書の中に、答えがあったと思います。

 このように、隙間時間を利用して、新聞を読んだり、各省庁の出す統計や政策の草案などに日ごろから触れていけば、直前期としては、十分な対策になると思います。

 但し、絶対に深追いは厳禁です。なんぜ、時事ネタとその歴史、統計から出題されること以外には絞れないからです。

 それでは、どのように「一般知識等科目」対策をするかというと、個人情報保護分野と情報通信分野、そして文章理解問題を満点取ることです。個人情報保護法は条文数も少なく、割と素直に、条文をそのまま出してくれます。この1問は必ずとれるように、一度、条文を素読しておいた方が良いと思います。

 この時期に来たら、次の工程の①情報収集・テキスト選びで、理解用の本と薄い情報を表形式にコンパクトにまとめられたもの及び過去問の購入②逆算して期日を守る。例えば、400ページの本を1週間で終わらせようと思ったら、一日58ページ程度を理解すればいいんです。そうすれば、1週間で、理解本の60パーセントを理解でき、2週間目には70パーセント、3週間目には80パーセント、4週間目には90パーセントを理解できます。この方法を取れば、1か月で全範囲を俯瞰できます。あとは、記憶用に購入したテキストで、はじめは、法律用語の暗記と、条文の要件と効果をポイントに法律を覚えていきます。

 その過程で、暗記専用本には、木の根や気に生い茂る條々のように「網羅性」を持たせます。

 テキストを利用する上で、バリバリとテキストに消せない筆記用具で、アンダーラインを引いたり、関連する情報の紐づけを行うかと思いますが、この方法はおすすめできません。

 理由は簡単で、学習を終えるころには、テキストに書いてあること(暗記用テキスト特に)は、全て覚えないと、独学でのテキスト量では合格は不可能なので、結局全てのページを後で読み返す上で、かえって目障りになります。

 書き込みをする上では、シャープペンや消せるボールペンでチェックしましょう。「cf.」「∴(従って)」「∵(なぜなら)」等の記号を用いて、自分なりに使いやすい本に仕上げていくもので、頭に入らなければ何にもなりません。私の恩師は、「全部読む方式」を採用している先生で、テキストは一日一番初めから最後まで読んで、それを365日繰り返すような人でしたので、私も少し厳しめです。

 条文は、 を仕上げている時期なので、条文の素読でも十分理解し暗記できるでしょう。そして、③理解暗記を本を5週ほどしたら、過去問題も解いて行きましょう。おそらく、かなり知識が定着し、「法令」「一般知識」の両方の足切りくらいは越えられる領域に来ていると思います。

④後は、知識を可能な限り(90%程度で良い)高め、暗記用の本は、1時間で全てのページを読み、その全てが頭の中に広がるようにします。この暗記用の本を作っておくか置かないかで合否が決まる可能性もあります。試験の前にザーッと全体を眺めて、知識がスラスラ出てきて、それらが網羅性を持ち広がりを持つようになればほとんど対策は完了です。

 これらの対策を行ったことを前提として、直前期には無理をしてまで手を伸ばさないのが大切です。混乱しちゃいますからね。

 おそらく今年の合格を目指す方は、「行政書士試験」の「全体像を俯瞰」できるようになっているでしょうね。例えば、「憲法第13条から派生する論点は?」と聞かれたらすぐに脳みそが反応しなくてはなりません。憲法第13条は「国民は個人であって、人として」「包括的基本権」「幸福追求権」「公共の福祉」「憲法第11条」「憲法第12条」「憲法第25条」「憲法第26条」「公共の福祉学説の内3有力説」「精神的自由」「経済的自由」「土地収用法」「国家による財産権侵害についての保障の在り方」などなど。

 頭の中に一気に広がって、憲法同士のみならず「民法」との関係や「国家賠償法」「信義則」「公序良俗」「私人が国家並みに大きくなった際の国民を守るために憲法を直接適用すべき」についても判例と絡めてしっかり暗記しているでしょうね。来年合格予定の方は、「自分に厳しければ」必ず合格できます。私も恩師に倣って、一度読みだした本は一冊全部読み通す派です。大学のテキストなんかも、結構分厚くても、500ページから600ページが限度ですが、しっかり一冊読みます。そして、同じ本を次の日も読んで、その次の日は別の本をすべて読み、その翌日も、2冊目の本を読みます。私の場合は、勉強した翌日には知識が60パーセントにまで落ちるので、2日目にも同じ本を読みます。これで、70パーセントは頭に残ります。それから、3日目は別の本を読み、その繰り返しを七日目まで続けて、七日目に、初めに読んだ本を読み返します。これで知識の80パーセントは留めておきます。私の勉強方法はこんなかんじです。学習法に悩んでいる方は是非参考にして下さいね。

 それでは、「行政書士試験対策 1.一般知識等 編」でした。

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